MARCHレベルの進め方

MARCHについて

MARCH入門

続いてMARCHレベルに進みますが、まずMARCHレベルの入門としてやるのが今も「中堅私大古文演習」という書名かもしれませんが、今改訂されて「有名私大古文演習」というものがあります。これはその次に「首都圏難関私大古文演習」というものが出たためでしょう。「首都圏難関私大演習」は主にMARCHレベルであるのに対して、「有名私大古文演習」はMARCHとMARCHより少し下を集めているレベルなので、日東駒専の後にちょっと難しい古文をやる人は1冊これを挟んでから先に進んだ方がいいでしょう。これは問題数も多くはないので1日1題を少しずつやっていくと、3週間から1か月くらいかかるイメージです。ここにあまり時間をかけずにやってしまってもいいですが、これが終わったらMARCHの標準に入っていきます。

MARCH標準

ここからは単語が1冊増えます。しかしこれは単語のためではなく、「現代文キーワード読解」と同じポジションです。Z会出版の「読み解き古文単語」というものですが、長文を1日1題読んで知っている文章を増やすためにやるシリーズです。これは50文以上あるので、MARCHレベルの時点では20から30文しか終わらないでしょう。なので早稲田レベルまで接続でやってしまって構いません。MARCHレベルまでやっていく人ならば、発展までかかると思っておいた方がいいでしょう。

MARCH発展①

そして同時並行でやっていくのが「首都圏難関私大古文演習」です。これは先ほどご紹介した「有名私大古文演習」の1個上で、MARCHレベルの古文をがっつりやっていきます。このレベルからは読む難易度が上がっていきます。文章そのものの難易度が上がってくるわけではなく、聞いてくることがきちんと読めていないと無理だなということが多かったり、主語の把握や敬語など文法問題が割と多かったりします。またこのあたりから古文特有の漢字の読み方なども出てきますので、このあたりが弱いという人は「読んでみて覚える古文」などの古文常識をちょっと追加でやっておくといいでしょう。もし「ゴロゴ」でやっていた人ですと古文常識がないので、「マドンナ古文常識」で補強をしておくといいでしょう。これも3週間ぐらいで終わるイメージです。MARCHレベルは復習を含めて1か月以内、「首都圏難関私大古文演習」しかやらなければ1か月足らずで終わります。人によっては「有名私大古文演習」を含めても1か月半くらいで終わるかもしれません。発展を追加でやる場合についてですが、最初にやるのが「スピードリーディング」です。これがご紹介している古文のやり方に近い問題集で、新しいわけではないですが意外と知られていません。背伸びしない古文の読み方が書いてあり、富井先生と同じように最小限の労力で古文を乗り切る方法が紹介されています。この時点でご紹介している古文のやり方をやれている人でしたら最悪カットしても全然大丈夫でしょう。

MARCH発展②

MARCHの発展ではもう1冊、日東駒専と同じく「GMARCH&関関同立の古文」というものをやります。これもMARCH志望、関関同立志望の人はやっておいたほうがよく、中には20題ありますので3週間ぐらいで終わらせるといいでしょう。

まとめ

日大レベルでかかった時間を考えると、入門標準発展それぞれをやってもそれぞれ1か月もかからずに終わるでしょう。日大レベルをどれだけきちんと終わらせたかが、このあたりは勝負です。毎日問題をこなしていれば成績は上がります。MARCHの普通レベルの学部でしたら、センターを乗り切れるレベルでは苦戦せずにいけるでしょう。

早稲田レベルへ

早稲田レベルではそんなに時間はかかりません。というのも過去問をひたすらやるだけだからです。

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